サードパーティソフトウェアからのファイルアクセスによって軽量化処理がスキップ/異常終了する場合どうすればいいですか

サードパーティソフトウェアからのファイルアクセスによって軽量化処理がスキップ/異常終了する場合どうすればいいですか

軽量化できなかったファイルについて、実行レポートや軽量化履歴上で原因を調べた際、ファイルが開かれている(使用中である)ため処理がスキップされていることが示されるケースがあります。

この場合、別のユーザーがファイルを使用中である可能性以外にも、ウィルススキャンソフトウェアなどのサードパーティソフトウェアがNxPowerLiteのフォルダー・ファイルをスキャンしていることが原因となっている可能性があります。
該当するサードパーティソフトウェアが常駐稼働している場合は、以下のNxPowerLite関連フォルダーをサードパーティソフトウェアのスキャン対象から除外することで解決できる場合があります。
  1. NxPowerLiteサービス実行アカウントのTEMPフォルダー
  2. NXPowerLiteファイルサーバーエディションのインストールフォルダー
  3. NXPowerLiteファイルサーバーエディションの設定ファイルが保存されているフォルダー
詳細のフォルダーパスは以下の通りです:

●NXPowerLiteサービス実行アカウントのTEMPフォルダー

初期設定(ローカルシステムアカウント)の場合:C:\Windows\Temp
特定のユーザーアカウントを指定している場合:C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp

●NXPowerLiteファイルサーバーエディションのインストールフォルダー
(バージョン9まで)C:\Program Files (x86)\NXPowerLite for File Servers
(バージョン10以降)C:\Program Files (x86)\NXPowerLite Server

●NXPowerLiteファイルサーバーエディションの設定ファイルが保存されているフォルダー
C:\ProgramData\Neuxpower\NXPowerLite for File Servers v<バージョン番号>


Info
サードパーティソフトウェアの種類によっては、軽量化処理時にエラーは発生しないものの、軽量化の余地があるはずのファイルの軽量化が行われないケースも報告されています。
同じファイルで、実行毎に軽量化される/されないの結果が異なる場合は、サードパーティソフトウェアによるファイルアクセスが影響している可能性があるため、本記事で案内されている対処方法をお試しください。

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