「サブセット埋め込みフォント」とはどのような設定ですか

「サブセット埋め込みフォント」とはどのような設定ですか

「サブセット埋め込みフォント」は、PDF形式のファイルを軽量化する際の設定です。有効化すると、PDFファイル内に保持されるフォントデータの量を抑えることができます。

前提情報

PDFの文字フォントの埋め込みタイプには下記の3種類があります:
  1. 完全埋め込み
    PDFを作成する際、対象の文字フォントについて、すべての文字のフォントデータをファイル内に保持します。
    たとえば「MSゴシック」のような日本語フォントの文字には、漢字、ひらがな、カタカナ、英数字のほか、記号や合字なども含まれており、総文字数は16,000を越えますが、それらをすべてファイル内に保持している形になります。そのため、ファイルサイズが増大します。
    PDFを作成したときとは別のマシンにて開く際、以下のようになります:
    ・マシンにインストールされている文字フォントの種別に関わらず、オリジナルと同じ文字フォントでテキストが表示されます。
    ・PDFを編集して新しいテキストを追加する場合も同様に、オリジナルと同じ文字フォントが使用されます。

  2. 埋め込みサブセット
    PDFを作成する際、対象の文字フォントについて、ファイル内で実際に使用されている文字のフォントデータのみをファイル内に保持します。
    そのため、完全埋め込みよりもファイルサイズは抑えられます。
    PDFを作成したときとは別のマシンにて開く際、以下のようになります:
     ・マシンにインストールされている文字フォントの種類に関わらず、オリジナルと同じ文字フォントでテキストが表示されます。
     ・PDFを編集して新しいテキストを追加する際は、同じ文字フォントがマシンにインストールされていなければ、代替フォントが使用されます。

  3. 埋め込みなし
    対象の文字フォントについて、ファイル内にフォントデータを一切保持しません。そのため、ファイルサイズが抑えられます。
    PDFを作成したときとは別のマシンにて開く際、以下のようになります:
     ・同じ文字フォントがマシンにインストールされていなければ、別のフォントに代替されて表示されます。
     ・PDFを編集して新しいテキストを追加する際も、同じ文字フォントがマシンにインストールされていなければ、代替フォントが使用されます。

フォントの埋め込みタイプは、フォント種別毎に設定されます。
Adobe ReaderでPDFファイルを開き、右クリックメニューの「文書のプロパティ」から「フォント」タブを開くと、文書内で使用されているフォント種別と、その埋め込みタイプを確認することができます。
※フォント名の横に(埋め込み)や(埋め込みサブセット)の表記がないものは、フォントが埋め込まれていないことを示しています。

NXPowerLiteで「サブセット埋め込みフォント」の設定を有効化してPDFファイルを軽量化すると:

PDF内で完全埋め込みされているフォントについて、「埋め込みサブセット」に変更します。
これによってファイル内に保持するフォントデータ量が減り、ファイルサイズを抑えることができます。
Warning
「サブセット埋め込みフォント」を有効化して軽量化した後のPDFファイルを編集する際は、編集時のマシンのフォントのインストール状況によっては、代替フォントが発生するようになります。
    • Related Articles

    • 軽量化レベル設定:「埋め込まれた文書の図形化」とはどのような設定ですか?

      [埋め込まれた文書の図形化]は、軽量化レベル設定画面内の「PowerPoint」「Word」「Excel」タブ内に存在するオプション設定です。 チェックを入れると、ファイル内の「埋め込まれた文書」が軽量化の対象となります。 埋め込まれた文書とは PowerPoint、Word、Excelの各Officeファイルに埋め込まれている、他のアプリケーションで作成されたオブジェクト(グラフなど)のことを指します。 ...
    • 軽量化レベル設定:「プライベートデータの削除」とはどのような設定ですか?

      [プライベートデータの削除]は、軽量化レベル設定画面内の「PDF」タブ内に存在するオプション設定です。 チェックを入れると、ファイル内に保持されているプライベートデータ(PDF作成元アプリケーションの固有情報)を削除することで軽量化を助けます PDFのプライベートデータとは PDFファイルの作成や編集が可能なAdobe Acrobat、InDesign、Illustrator、Photoshopなどのアプリケーションでは、ファイル内にそれぞれのアプリケー ...
    • 軽量化結果がNXPowerLiteデスクトップエディションと異なります。

      ファイルサーバーエディションの初期値は、デスクトップエディションと比べて高い画質を保持する設定となっています。 デスクトップエディションにおける初期設定(PCのデスクトップ画面やプロジェクタでの表示に最適な設定)と同様の設定値にしたい場合は、カスタムプロファイル(メインウィンドウ上の[プロファイル]-[軽量化レベル]の[追加])で以下のように設定してください。 ○「PDF」タブ  解像度の初期値「1600×1200」を「1280×800」に変更 ○「PowerPoint」タブ ...
    • 軽量化レベル設定項目

      NXPowerLiteでは、軽量化にあたりどこまでデータを削ることを許容するかについて、細かい項目毎にカスタマイズすることができます。 各項目の名称とその意味、対象ファイルフォーマットは以下の通りです: 設定項目名 設定値 対象 説明 JPEG画質 1-9の値 すべて ファイル内の画像を軽量化する際の画質を設定します。値が大きいほど高い画質が維持されますが、ファイルサイズも大きくなります。 解像度(横×縦) ドロップダウンリストから選択 すべて ファイル内の画像の解像度を指定します。 ...
    • 「軽量化レベル設定」でできることは何ですか。

      NXPowerLiteファイルサーバーエディションには、軽量化レベル設定がデフォルトで用意されています。 これはファイルサイズ削減のパフォーマンスと画像品質の最適なトレードオフが考慮された、ほとんどのファイルに最適なレベル設定です。 しかしながら、各ファイル種別毎の詳細の軽量化条件設定をカスタマイズし、その設定セットを「プロファイル」として名前を付けて保存しておくこともできます。 プロファイル作成後は、軽量化対象フォルダーパスごとに作成済プロファイルを指定することができるようになります。 ...